猫額洞の日々

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2011年 12月 20日

小林恭二「俳句という遊び_ 句会という空間_」読了

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 著名俳句作家が集った句会であるらしい。俳句にも無知なので、三橋敏雄、
安井浩司、高橋睦郎、坪内稔典、田中裕明、岸本尚毅、小澤實たちが飯田
龍太邸に集まったと言われても、名前だけでも知ってるのは何名でしょう?

 普通の句会との違いは、プラス一点だけでなくマイナス一点もあり、という
ハードルール。

 2日に渡って行なわれた句会の2日目、最高点を得たのが、
<春の炉のそばより電話くどくどと> (作者・岸本尚毅)

 電話しているのは男か女かの問題で、
<三橋「『くどくどと』の主人公は女性でしょうね」
 飯田「女性だね」
 高橋「わたしはこの『くどくどと』は男性だと思います」
 三橋「あそう」
 高橋「女性だったら当り前で、男性がくどくどやってるから面白い」
 飯田「僕はまたね、聞いておるのが男性でしゃべってるのが女性
    だと思ってたね」
 高橋「どっちも男性だと思いますね。男のくせにくどくどしやがって
    という」>(p209)

 わたしはゲイ同士のしつこい、果てしないやりとりを思い浮かべたが、
読み終わってもいまだ俳句熱には侵されず。根がどうしようもなく散文的
なのだろう。

     (岩波新書 96年12刷 J)





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by byogakudo | 2011-12-20 12:43 | 読書ノート | Comments(0)


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