2012年 03月 03日

逃避傾向

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 写真は、2月29日の雪の日に。徳川慶喜の描いた油絵みたような、
江戸の錦絵のような、感じに撮れている。

 そもそも、確定申告の季節なのが気を重くさせる。かてて加えて、
事故処理は続く。逃避傾向も強まろうというもの。
 そんなときは、古いHPBに逃げ込む。

 「ポケットにライ麦を」が、ミス・マープルものであるのを
忘れていた! マープル・ファンなのに。
 パーシヴァルとランスロットという阿呆な名前の兄弟が出てくる
のは覚えていたが、会社でのお茶の時間の描写から始まるのを
忘れていたのがショック。
 どの本にも、みんなでお茶を飲むシーンがあるから、クリスティを
読んでいたのに。なんてことだ。
 表紙のイラストレーションが可愛くて、好きだ。
     (アガサ・クリスティー HPB 1954年)

 余勢を駆って、「大あたり殺人事件」を読む。これも表紙画がいい。
 「大はずれ」の方が面白かったが、あいにくとHPBの「大はずれ
殺人事件」は持っていない。
 翻訳は、文庫版の小泉喜美子訳の方が、ハジケて洗練されて楽しい。
わざわざHPBを探して読むことはないだろう。
     (クレイグ・ライス HPB 1956年)

 文庫があるなら、近頃の文庫本は字も大きくて読みやすいから、
それでいいのだけれど、古いHPBの、小口はヤケてるのに紙面が
白くきれいだったり(でも時々シミが飛んでいる)、活字が曲がって
印刷されてたりする、いかにも古本らしい佇まいで読むと、読む
楽しさが、しみ通ってくる。(ただの古紙フェチか。)

 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄  





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by byogakudo | 2012-03-03 15:08 | 読書ノート | Comments(0)


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