猫額洞の日々

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2012年 09月 18日

ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」読了

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 写真は、阿佐ヶ谷の「H眼科」。いましばし留めん、このすがた。

 建物を維持するために、土地を全部国有地化する、というプランは
駄目か? 財源(相続税)がなくなるけれど、月々、地主である国には
地代が入る。
 安い地代にすると、どうなるかしら? (民間または公営の)大家は
地主(国家)から土地を借り、いい建物を造って、あるいは昔からの
建物を保存活用して貸す。
 建設業は、破壊して新築ではなく、修理・改築のセンスが買われる
ようになる。
 部屋に住んだり、仕事場に通う人々、つまり消費者であり生産者である
わたしたちは、カッコいい建物の方を当然好むので街並は保存される。
 土地本位制をなんとかしよう、ということですね。戦争になったとき、
土地を引っぱがして逃げるなんてできないのにと、どこかで田中優子が
書いて(言って)いたが、土地神話は原発神話と同じく、まだ続くのか。

 ところで「九マイルは遠すぎる」。都筑道夫「退職刑事」シリーズ
の元になったのは知っていたが、読むのは初めて。
 すっきりさわやかな読み心地だ。推論だけで謎を解く、ミステリの
原型みたような作りで、ひとつの謎物語に出てくる人物が少ないので、
わたしにも犯人が当てられるけれど、推論のプロセスを楽しむのが
本筋で、犯人はあまり問題ではない。
     (HPB 1971初)

 あと一冊、ラビ・シリーズ第一作が残っている。読んでから出す、
の原則に忠実な古本屋。(そんなことしてるから・・・)





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by byogakudo | 2012-09-18 15:37 | 読書ノート | Comments(0)


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