2012年 09月 27日

亜湖さんの舞台

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 車椅子で小公園に移動する。そこが彼女の新作のステージだ。

 引き気味に固定されたカメラは、公園の遊具越しに亜湖さんを
捉える。2カ所からのショットしかない禁欲的なカメラワークは、
3・11以後のわたしたちの生活を規定する見えない枷のメタファーの
ようだ。

 車椅子から彼女が立ち上がる。はかなく優美にブランコにたどり着き、
漕ぎ出した彼女の微笑みを捉えるために、カメラはようやくズームする。
 生きることは多かれ少なかれ檻の中で生きることだ。どんな檻であれ、
生きていること自体には、喜びやほほえみが存在する。
 
 亜湖さんはいつだって女優だ。

 亜湖_2012 ここにいた、い_04





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by byogakudo | 2012-09-27 15:43 | アート | Comments(0)


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