2012年 10月 02日

「生きちらかして死ぬ」

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 夕飯の買物帰り、偶然K夫人にお会いした。バレエのK夫人ではなく、
伊達得夫のときの「ユリイカ」編集者のK夫人だ。まぎらわしいから、
この方はH・K夫人とお呼びしよう。

 立ち話する。H・K夫人のお友だちの間でも近頃、やたらと身辺整理が
流行っているそうだ。
 
「気が知れないのよ。生きちらかして死ねばいいじゃない。あたしには
意味があるものでも残った子どもにはゴミだから、死んだ後は子どもに
任せて、捨ててもらえばいいのよ」
 「たしかに、身辺整理にも限度がありますよね。確定申告を済ませて
から死ぬって訳にも行きませんし」
 「老い支度とか身辺整理って、なんだかケチケチいじましいでしょ。
片づけたって又ものは溜まるし」
 「それに生きてる自分にとって必要だったり好きだから、ものを
持っているので、それを全部片づけて、ただすっきりと、死ぬのを
待っているって、変ですね」

 生きちらかす。すてきな言葉だ。でも、わたしは、さんざん生き
ちらかして過してきたので、そんなわたしが、これ以上生きちらかして
いいものか、とは思う。結果的に生きちらかすなら仕方ない。





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by byogakudo | 2012-10-02 13:23 | 雑録 | Comments(0)


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