猫額洞の日々

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2012年 10月 21日

「調光展」と「日月堂」に行く

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 昨日は義母とSと、三人で「調光展」最終日に行く。義母も馬越氏の
作品のうつくしさに惹かれたようだ。

 彼女を送ってからSは会場に戻り、わたしはすぐ近くの「日月堂」に
行ってみる。お客さまが多いので、マッチ箱を買って__安藤更生
「銀座細見」が頭に浮かび、喫茶店やレストランのマッチを選ぶ。__
「調光展」会場に戻る。馬越氏のガラス器を目の中に留めようと見回す。

 作者・馬越氏にもお会いできてうれしかった。くすんだ青のガラス器
の影が、ホルバイン「大使たち」の足下を斜めに横切る髑髏の線を思い
出す、なぞと感想を述べる。ガラスには水のイメージがあるが、ガラスは
火から生み出される。錬金術の一種みたいだ。
 フリーハンドにこだわって吹きガラスを作っていると、お話しして
くださった。

 再び「日月堂」へ行き、マッチラベルが100枚くらいあっただろうか、
その中から1枚選ぶなんてことをやってしまい(やり始めると中毒体質が
発動する)、目が死ぬ。ちょっとご挨拶して再び会場へ。

 奥の椅子で話されているのは、お目にかかったことはないが山口はるみ
さんだと直観する。6月の恵比寿「まぁる」に来てくださったと、Sが
言っていたし。

 可愛いというのは、名のある方に対して失礼に聞こえかねないが、
ひたすら仕事をして来た女性に見られる、無邪気さや無垢の魅力のある、
可愛い方だ。
 キティちゃん等のキャラクターを可愛いとは、わたしは思わない。
ヒエラルキーから逃げよう、風当たりを避けよう、そんな怠惰で醜い
感情の産物にしか見えない。
 守られなくてひとりで生きて来たひとに見られるきれいなものが、
「可愛い」ではないかしら。


 いい展覧会だった。作者たち、KARANISの方たち、ありがとう
ございます。

     (「調光展」 2012/10/13-10/20
      於 GLASS GALLERY KARANIS)





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by byogakudo | 2012-10-21 12:56 | アート | Comments(0)


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