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猫額洞の日々

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2012年 11月 10日

新富町!

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 パソコン・ストレスで疲れているけれど、部屋でうだうだしていても
回復するって訳ではない。だから昨日は東の東京に行く。

 地下鉄・日本橋駅下車。永代通りから学校の校庭をそのまま用いた
様子の坂本公園へ。目の前に側面を見せる学校が阪本小学校だった。
 中央区の公園という公園には禁煙の掲示が目につく。松沢なんぞが
都知事になろう日には、喫煙者はいよいよ逮捕されかねない?!

 兜町裏手にはまだ堂々たる二階建ての住宅が残っている。ビルに
しないでいられるって、すごい。

 八丁堀。小公園とも呼べない狭いスペースの鉢植えの花影に、
葉っぱのフリしてるカマキリを見つける。下町の自然は豊かだ。

 いつの間にか新富町。古いモルタル造ビルの一階を白く塗り直し、
お店になっている。
 脇に廻って驚いた。もしかして同潤会アパートメントと同時期では
ないかと思わせる建物だ。

 二階建て。二階の外壁には半円形のくぼみが穿たれ、真ん中に何か
マークでも刻まれていそうだが、風化していて解らない。
 屋根からずっと蔦に覆われている。正面のお店の裏に二軒、印刷所
がある。軒を伝うケーブルも蔦と同化しているかのようだ。
 窓の前に鉢植えや赤いメダカの水槽が並ぶ。

 いちばん奥の印刷所では、軽トラックを泊めて積み込み作業の最中
であるが、最奥部まで行きたい。どうなってるか見たい。
 そうっと脇を通って奥まで行く。作業の邪魔にはならない位置取り
だけれど、何しにこんなとこまで入ってきたのかと、気にさせる二人
だっただろう。すみません。

 建物の終りは、かつての掘割に面した崖だった。あとで横側から
見たら、元・楓川であり、現在は首都高・京橋入口である。かつての
川縁に垂れていた柳は、いまは高速道の屋根に緑の影をしたたらせる。
 高速との境に細い道があり、降りてみられなくもない、二メートル
ほどの高さと石の凸凹に誘惑されるが、人目もあるし、おトシだし、
上がって来られなくて助けを求めるのも厭だし、あきらめる。

 柳の樹の根元に、近所の人のための赤い灰皿がある。水を入れた
グラスが置かれ、そこで火を消してから吸い殻を捨てる。使わせて
いただいた。

 やっと新富町1丁目4番X号を離れる。しもたやになった洗い張屋
さんの入口、ガラス戸越に猫が毛布をかけてもらって寝ている。
 「猫が出ますので締めてください」の張り紙あり。

 踊りに使う足袋や扇のお店、茶舗も見る。新富町はすてきだ。


 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄





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by byogakudo | 2012-11-10 15:47 | 雑録 | Comments(0)


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