2012年 12月 09日

浅倉久志 訳「きょうも上天気 SF短編傑作選」1/2弱

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 写真は近所で。門に取りつけられた棒の先に青い蝶がつながり、どういう
仕組みかわからないが、ひらひらと舞っているのへ、猫がダッシュしてきた
瞬間。


 この世に翻訳家がいてくれるので、日本語しか解さないわたしでも、
読みたい本が読める。彼らにはどんなに感謝しても感謝し足りない。
 そのひとりが浅倉久志だろう。

 アーシュラ・K・ル・グィン「オメラスから歩み去る人々」が
短編集の始まりだ。ファンタジー系、たぶんフェミニスト作家だろう
と偏見していたアーシュラ・K・ル・グィンを初めて読む。
 すごくいい。うまい。すてきじゃないか。

 次いで、久しぶりに読む「ヴァーミリオン・サンズ」の一編
「コーラルDの雲の彫刻師」。なつかしく、やっぱりうつくしい、
「ヴァーミリオン・サンズ」。
 日本語訳の(もちろん!)パスティーシュを書いてから死ぬ予定
だったのに、まだ書いてない。このまま書かずに死ぬのだろう。

 シェクリイ「ひる」、ジェローム・ビクスビイ「きょうも上天気」
まで読んで、昨夜は眠る。

 ジャケットに漫画っぽいイラストレーションを使うのが、ハード
カヴァ・軽装版・文庫本を問わず、近頃の流行りみたようだけれど、
早くこの風潮が終わってくれないかと願っている。書店がうるさく
なるだけで、いいことなぞ何もありやしない。(これ以上、いやな
感じになるとしたら、いかにもなCG調の蔓延か? そうなったら、
もう新刊書を諦めて、電子版で読むことを選ぶだろうか?)

     (角川文庫 2010初 J)





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by byogakudo | 2012-12-09 12:09 | 読書ノート | Comments(0)


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