猫額洞の日々

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2012年 12月 16日

ジョン・ディクスン・カー「バトラー弁護に立つ」読了

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 ジョン・ディクスン・カーの本領はコメディにあるのではないかしら。
怪奇風味がまぶしてあっても、二組のカップルが結末では相手を取替えて
いるような「バトラー弁護に立つ」を読んで、そう感じる。

 イギリスが気に入って市民権を取ったのだろうが、基本は健やかに
アメリカ人だなと思う。
 頭がからっぽな振りをして見せる成上り貴族の令嬢の描き方なぞ、
ガールスカウトの印象だ。令嬢と、冷静で実際的な英国風お嬢さんとの
息詰る対決シーンを読むと、令嬢はむしろアメリカ的正義感の持主に見え、
作者もそれを肯定しているように感じられる。

     (HPB 1986年3版 VJ)

 昨夜からカルロス・ダレッシオばかり聴いている。その前の日は
「リトル・ジョニー・ジュエル」漬けだったので、頭の中で
「インディア・ソング」と被さって聴いてしまう。





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by byogakudo | 2012-12-16 12:45 | 読書ノート | Comments(0)


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