2013年 01月 03日

冬休み行状記 7 (2013年度初)/朝倉久志 訳「きょうも上天気」

e0030187_16462698.jpg









click to enlarge


 4編読んで放ったらかしていた朝倉久志 訳・大森望 編「SF短編傑作選
きょうも上天気」残りを読み終える。

 タイトル作「きょうも上天気」/ジェローム・ビクスビイは、ぴんと来なかった
けれど、最後に置かれたフィリップ・k・ディック「時間飛行士へのささやかな
贈物」の絶望と苦痛の鋭さに感激。ディックはやはり素敵だ。

 まるで今の日本の超高齢者社会を戯画化したのかと思わせる、カート・
ヴォネガット・ジュニア「明日も明日もその明日も」に笑い、核戦争勃発に
よる終末状況を描くウォード・ムーア「ロト」は、最初は長過ぎて弛みそうな
予感があったけれど、エンディングが近づくにつれ、父子相姦で新しいエデンを
創り出す気かと、とんでもない方向に話が進む。

     (角川文庫 2010初 J)





..... Ads by Excite ........
[PR]

by byogakudo | 2013-01-03 16:48 | 読書ノート | Comments(0)


<< 冬休み行状記 8 (2013年...      冬休み行状記 6 (2013年... >>