猫額洞の日々

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2005年 11月 22日

(3)「ワイルダー一家の失踪」読了

~11月20日より続く

 「部室」と「部屋」表記の件は、結局「部室」の勝利に終わる。どうも「部室」が
あくまでも西田政治訳の定番で、たまたま「部屋」と誤植され?、校正段階で
見落とされたという解釈でよさそうだ。
 一瞬考えすぎて、たとえば room と flat とで訳語を違えているのではないかとも
思ったのだが、そうではなさそうだ。「自動車」と「車」表記とが出てくるので、
これは もしや automobile と car とをそれぞれ訳し変えているのじゃないかと
想像したりした。考え過ぎでした。(でも逐語訳の印象が強い)。

 昨夜から4作目の「時計は十三を打つ」(HPB 56初)。コンスタンスとレイノルズの
フレーム夫妻はニューヨークで新婚生活を始めているが、冒頭 夫はいきなり仕事で
呼び出され、今回は単独行動の模様。前2作品に比べ、夫側は少しカジュアルに喋る
けれど、妻は まるで原節子みたいに相変わらず丁寧でしとやかな口調だ。
 前2作がニューイングランド、今度は 大西洋に浮かぶ小さな島の細菌兵器研究所が
舞台です。まさか冒険小説になる?

 本の裏表紙に「最近のハーバート・ブリーン」という写真。コンヴァーティブルの
ボンネットに猫が乗っかって、運転席の著者を見ている。猫好きだったのかしら?
 なおブリーンは51年のベストセラー「あなたはタバコがやめられる」の著者でもある
そうで、そういえば近頃 減煙は後退気味です。心乱れる日々が続いたもので。


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by byogakudo | 2005-11-22 13:47 | 読書ノート | Comments(0)


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