猫額洞の日々

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2013年 02月 01日

エリオット・ポール「最後に見たパリ」を読み始める

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 HPBで「名探偵登場 5」と「現代イギリス・ミステリ傑作集 1」を併読し
始めたところだが、今日は阿佐ヶ谷に行った。
 用事を済ませ、「書原」に行く。お目当ては出て間もないエリオット・
ポール「最後に見たパリ」だ。

 吉田健一で存在を知り、それから何年、いや何十年待った。とうとう
日本語で読める。長生きの、ご褒美みたようなものだ。

 ありがとう、河出書房新社! 買ってきた本が手元にあるのが、まだ
信じられないくらいのうれしさだが、現にここにあり、第三章まで読んで
いる。わたしは生きてこれを読んでいる。おお・・・。

 吉田健一ファンは、放っておいても黙って静かに本をレジに差し出し、
買っていくことだろう。わたしみたいにワーキャー騒がず、秘かな微笑を
たたえて。
 それ以外の本好きにも、ぜひ勧めたい一冊である。古典になることが
約束されたような本だもの。

 今日の新刊は明日の古本。いま、すてきな本が出されないと、古本の
未来がやせほそる。
 新年早々、すばらしい贈物にめぐりあった。じっくり、20年代から30年代の
パリを味わおう。

     (河出書房新社 2013初 帯 J)

(2月2日に続く)





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by byogakudo | 2013-02-01 16:42 | 読書ノート | Comments(0)


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