2013年 03月 12日

阿佐ヶ谷/赤坂

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 昨12pm過ぎ、ふたりで部屋を出る。すぐ左右に解れ、Sはまず青山・
Karanisへ。赤坂・豊川稲荷でグラヴィール・芥川三千代さんの作品を撮る。
 わたしは阿佐ヶ谷の税務署へ。やっと行く準備ができた。

 地下鉄・南阿佐ヶ谷駅を出て、このまま進むと阿佐ヶ谷住宅に出てしまう。
通りがかった女性に税務署への曲がり方をお尋ねする。阿佐ヶ谷住宅が
いよいよ建替えられそうという話を伺った。
 重大事。しかしその前に税務署だ。解らないでしょうがと、税理士が減価
償却の計算方法を教えてくれる。わからない。
 それでも提出して2:10pm、税務署から阿佐ヶ谷住宅へ。

 冬に来たときより、周りを囲むロープが厳重だ。洗濯物も見当たらない。
でもコーンの隙間がある。
 地に咲く青い星、ヴェロニカが地面を覆い、鳥の声が高い。静けさが押し
寄せる。阿佐ヶ谷住宅の過ごしてきた時間に包まれ、失われてしまうもの
を思う。

 ノートし忘れたので不確かだが、阿佐ヶ谷住宅建替え委員会と設計事務所名、
それにたしか野村不動産(?)の三名連記で「私有地につき立ち入り禁止」
掲示がロープの隙間毎にぶら下がっている。
 都営住宅らしいけれど、元の住民はどれほど戻ってこられるか。「阿佐ヶ谷
住宅」の記憶をブランドイメージに使って、結局はマンションと称する集合住宅
になるんじゃないかしら。大企業に対して反感と偏見を持つので、そう思うのだが。
 だって大手はいつも、うつくしいものを寝取る。

 妄想にふけっていた頃、Sたちは上の写真の豊川稲荷にいた。

 阿佐ヶ谷駅駅ビルでコーヒーを買う前に、やっぱり「書原」に入る。今日は
奥まで見て回り、文庫本のバラードとディックを手にする。
 海外文学>翻訳>棚の東雅夫編「幻想文学講義」と「山尾悠子作品集成」の
間に、「サブ・ローザ」があった。

 「書原」レシートの時刻表時は3:45pm。駅ビルに向かいながら、バラード
「クラッシュ」はまだ単行本が店にあったのではないかと思うが(実際、まだ
在庫中なのを今日、確認した)、文庫版は改訳らしいし、いいさ。

 コーヒーのレシートは3:50pm。
 地下鉄・東高円寺に着き、駅の時計を見たら4:29pm。腕時計も携帯電話も
持たずに歩いている。
 4:50pmころ部屋に戻り、しばらくしてSも帰ってきた。豊川稲荷がすてき
だったと話してくれる。





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by byogakudo | 2013-03-12 18:04 | 雑録 | Comments(0)


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