猫額洞の日々

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2013年 03月 26日

フィリップ・K・ディック「未来医師」読了

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 ヴァン・ヴォークト張りの波乱と飛躍に富んだ中編だ。スペース・オペラ
ならぬタイム・オペラと解説にあるようにタイム・スリップもの、しかも
過去にも未来にも何度となくジャンプして、有色人種が白人に支配されて
きた歴史を改変しよう、屈辱の過去を改変しようとする試みに、白人男性の
主人公が協力する、という物語。

 長編ならばディックの場合、主人公の内面の葛藤が綿々と描かれるはず
だが、中編なのでその余裕がない分、ストーリー重視、内面描写少々である。

 すごくはないが、やはりディックらしいタッチが楽しめる。

     (創元推理文庫 2010初 帯 J)





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by byogakudo | 2013-03-26 15:00 | 読書ノート | Comments(0)


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