猫額洞の日々

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2013年 05月 05日

鈴木創士氏のコラム 「第38回 天使」

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 写真はカトリック高円寺教会で。岩窟の聖母像の下に、
いつの間にか小さな天使像が置かれていた。


 今月の鈴木創士のコラムは、第38回 天使。パワフルです。
 「天使論」というより、「通過する天使・論」かしら。

<天使が通過すると、空間が変質する。それ故に天使は
 空間の原因でも結果でもなく、そのようなものとしては
 現実化できない何かであるとともに、この空間が有限性の
 刻印を帯びたものであることの瞬時の「否定」を体現して
 いるのである。>

< 覚えているはずのない、つまり体験などしていない記憶の
 喪失者になったときの自分を思い出すことができるなら、そして
 肉体と魂がほんとうに入れ替わることを実地に体験できるときが
 あったとすれば、われわれはそのとき天使であったかもしれない。>

 かっこいい! 他に賞讃の言葉が見つけられないあたしが悲しく
なるが、とにかく、かっこいい日本語なのです!

 サン・ジュストは革命の天使、ロベスピエールは聖人だったし、な。





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by byogakudo | 2013-05-05 15:46 | 読書ノート | Comments(0)


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