2013年 06月 02日

ジョナサン・ヴェイリン「曇りガラスの街」を読み始める

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 あれこれミステリの短篇集を読み散らかしている。この数年(?)、
なんとなく短篇ミステリに集中できない季節が続く。短篇の読み方が
下手になった、というのか、連作短篇集なら読み続けられるのに、
純然たる短篇ミステリ集となると、小説に入れないまま読み散らかした
挙句、読み終えずに手放すことが多い。

 何か長篇で、入り込めそうなものはないかと、HPBの袋を探す。
 店の棚がとうに限度が来ていて、あたらポケミスがお蔵入りならぬ
箱入り、袋入りしている。どこに何が入ってるかを把握しているのが、
わたしだけなので(しかも、よく忘れる! 覚えていた筈なのに・・・)
ときどき大変な事態になる。

 ジョナサン・ヴェイリン「曇りガラスの街」を選んでみたのは、地味
そうだったから。主人公の私立探偵のキャラクター性が薄いところを
買った。

 警察小説なら何人か出てくるから、それぞれの行動を描けば自ずと
彼らの個性も浮かび上がる。
 私立探偵ものは一人で調査するから、作者に成り代わって物語を
進行させるには、探偵役に何かキャラクター的付加価値があった
ほうが進めやすいと考えるのだろうか、味つけした私立探偵が殖えて
いたのが1980年代のミステリかしら。
 物事に対する眼差しが描けていれば、それで充分、キャラクターだと
思うけれど。

     (HPB 1986初 帯 VJ無)





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by byogakudo | 2013-06-02 14:53 | 読書ノート | Comments(0)


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