2013年 06月 15日

「Terrain vague(曖昧な土地)展」に行く

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 昨日、ようやく「Terrain vague(曖昧な土地)展」に行った。
展覧会四日目、やっと雨が降らない日がきた。

 Galerie Malle入口、テラスの緑が濃い。ヤマボウシやカエデの
葉陰に開かれるTerrain vague展。
 木立の中の日々、という言葉が浮かび上がる。

 アブサンやファウンテンなどのオブジェを出品されている本田一氏
から、オランジーナ割のアブサンを勧められる。
 アルコール分解酵素に恵まれないので、いちばん度数の低いのを
二口なめただけで酔っぱらう。
 アブサンの香りは好きだし、口あたりも好き、アルコールの重苦しさが
ない、完璧なお酒だ。これで酒精さえなければ、飲み続けていたい。

 画廊内は真ん中にバーカウンターが置かれ、左右を分つ。
 入って右側と正面奥の壁までが、楠森總一郎氏の油絵6点。静物画2点、
人物画4点である。制作ノートも付けられている。

 正面奥は、右側に楠森氏の作品、横長の額にランボーを描いた油絵5点を
版画に起こしたもの(タイトル「イリュミナシオン」)が収められている。
 左に、鈴木創士氏のTerrain vague展テクストが拡大されて額装。

 左壁はB2(!)の額に入ったSの写真4点、入口すぐ右の窓の下に、小版の
写真を収めたアルバムと、鈴木創士著「アントナン・アルトーの帰還」が
置かれている。

 中央のバーカウンター手前はアブサンの壜数本、グラスや砂糖壷、ファウン
テン__ときどきコックからアブサンのグラスに水が注がれる。
 奥に調香師・Lの新作香水の入ったケース。

 これで画廊内を一周した。

 店のお客さまである某氏がいらした。Lの新作「マグダラのマリア」を
試された某氏とともに中座して某所に向かい、すばらしい体験をした。
 今でもほんとにこんなことがあってよいものかと思う。

 一時間ほど消えていた間に、鈴木博美さんたちや長年のお客さまが
いらしていた。ごめんなさい。失礼いたしました。

 夜になり、画廊は酒場兼画廊の気配を強める。黒い服の男たち
4人が屯する空間。パーティの時間だ。明かりを消し、砂糖に火が
つけられ、またアブサンがふるまわれる。
 詩人たちに捧げられた展覧会だったのか。

     (「Terrain vague(曖昧な土地)展」 於 Galerie Malle 2013年6月14日)


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by byogakudo | 2013-06-15 15:57 | アート | Comments(2)
Commented by 鈴木博美 at 2013-06-16 01:01 x
素敵な展覧会ですね。
たのしませていただきました!
アブサン祭になるとはつゆしらず、辛口のスプマンテをお持ちしたのですが、みなさまのお口には合わなかったでしょうか...(笑)。
Commented by byogakudo at 2013-06-16 15:32
お心遣い、どうもありがとうございます。
安藤鶴夫式にいえば「ウワがバミる」方々がおいでなので、
大丈夫なのです。   C


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