猫額洞の日々

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2013年 06月 19日

梶山季之「狂った脂粉」を読み始める

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 近々「銀座レトロギャラリーMUSEE」に行きたいので、下準備として
磯崎新「建物が残った 近代建築の保存と転生」を読もうとしていたのに、
一緒に持ってきた梶山季之「狂った脂粉」に手をつけてしまった。
 梶山季之は好きだ。「彫辰捕物帖」なんて、もう一度読み直したい。
なんと言おう、さわやかな作家だ。

 「狂った脂粉」は昭和三十年代、高円寺のトリス・バー(!)のシーン
から始まる。

< 「なにかおもしろくないことがあったの?」
  マダムが二人の前にやって来た。[中略]
  「おもしろくないことだらけさ!」 [中略]
  「そりゃァ、どこだっておもしろいことないわよ......。いうなれば、黒犬ね」
  「黒犬?」
  「尾も白くない......。オモシロクナイ。わかった?」
  「ちぇッ、江分利満(えぶりまん)氏の優雅な生活だろ? 映画で見たよ......」>
(p8)

 産業スパイ経済小説の始まり始まり。

     (光文社文庫 1987初 帯 J)

6月20日に続く~





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by byogakudo | 2013-06-19 13:56 | 読書ノート | Comments(0)


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