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猫額洞の日々

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2013年 06月 29日

ジョナサン・ラティマー「モルグの女」読了

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 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄  

 大昔に読んだかもしれないと思ったが、どうやら読んでなかった
ようなジョナサン・ラティマー「モルグの女」だ。
 ドタバタぶりがめんどくさく感じられるのは、時代的な差だろう。
悪くはなくって、読むのに時間をかけすぎた方が悪い。

 何か意味があるのか、わたしにもわからない我がライフワーク、
欧米人がメモを取るとき、封筒の裏を使う事例が出てきた。

 但し、今回はなぜ封筒を持っているのか理由がある。行方不明の
女性が、もしかしたらモルグから盗まれた死体の女性かもしれない
ので、写真を送ってもらった。そのときの封筒である。大抵は、なぜ
封筒を持っているのか不明で、この本でもまず、不明の方から書き
出すと__

< シカゴ・トリビューンのシャドウ・ジョーンズが聞いた。
  「あなたの従妹さんの苗字は何ていいます?」封筒の裏に書付けた
 名前を、ちらっと見た。>(p29下段)

 次は写真が入っていた封筒を使う例__

< 会ったうちの三人は、クレインが封筒の裏に書付けるだけのことは
 しゃべった。>(p90上段)
< クレインは困ったように唸ってみせて、いっぱいに書込みした封筒の
 裏を調べた。>(p94上段)

 終わりの方でも出てくるが、これも写真の入っていた封筒だろうか?__

<「さあ! ぼくはとても彼女に会いたいんだ」鉛筆を出して、封筒の裏に
 何か書きつけた。「彼女の行先をつかめそうなところが、これに二つばかり
 書いてある」>(p244上段)
< ウィリアムズはクレインが書きつけた封筒を、ジョンスンに渡した。「この
 しまいのアドレスはいったいどこにあるんです?」
  ジョンスン記者は面食らったような顔をして、封筒をながめた。>(p244下段)

     (HPB 1962初 VJ無)





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by byogakudo | 2013-06-29 13:09 | 読書ノート | Comments(0)


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