猫額洞の日々

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2013年 07月 24日

フレドリック・ブラウン「エド・ハンター ミステリ」を何冊か読む

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 いつだったか、最初に読んだ「三人のこびと」(創元推理文庫)
が感じがよかった。
 最近読んだ「わが街、シカゴ」(HPB)も感動的だった。ならば、
創元推理文庫に入っている「エド・ハンター ミステリ」をこの際、
全部読んでみよう。

 原作の刊行は、「わが街、シカゴ」(創元推理文庫版は「シカゴ・
ブルース」。1947年)、「三人のこびと」(1948年)、「月夜の狼」
(1949年)、「Compliments of a Fiend」(1950年。 「月夜の
狼」巻末の作品リストでは近刊、とあるけれど未訳なのか?)、
「死にいたる火星人の扉」(1951年)、「消された男」(1959年)、
「パパが殺される」(1963年)の順番だ。

 Sは順序よく読んでいるが、待ちきれなかったので「死にいたる
火星人の扉」から「消された男」に進み、いまは第三作に戻って、
「月夜の狼」を半分ほど。合間に「スペクタクルの社会」を読んで
いるので、かなり頭がごちゃごちゃする。

 全部読んでから言うべきだろうが、いまのところ、最初の二作が
すてきで、他はミステリとしてはいい出来かもしれないが、あまり
感激しない。筋違いなものをミステリに求めている、と言われそう
だけれど、なんというか、誰彼の伝記を読んだりしてると、成功する
までの青春時代・悪戦苦闘編が面白くて、その後の成功潭は前半と
比較して、どうしても退屈になるのと似たような感触だ。
 エド・ハンターが出会う女性毎に恋する、このパターンを面白がれ
れば、或いはSF風な趣向をミステリに取り入れる試みを面白がれれば
いいのだろうけれど、なまじ教養小説風の第一作に感激してしまった
もので、つい、それを求めてしまう。
 じゃあ、ストレート・ノヴェルを読めばいいのか。でも、どんな?

07月25日に続く~





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by byogakudo | 2013-07-24 14:32 | 読書ノート | Comments(0)


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