猫額洞の日々

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2013年 08月 01日

ハロルド・Q・マスル「ビッグ・マネー」読了

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 秘書のキャシディと雇い主であるスカット・ジョーダン弁護士との
間で交わされる恒例のギャグが、賃上げ交渉だ。
<「あなたは何度も、仕事の報酬はそれに含まれる危険の大きさに
 よると、いいましたね。[中略]
 わたしのことはどうなの? 昇給の資格があると、思わないんですか?」
  「まるで恐喝だね。一週五ドル昇給。それから、この謎の解決になる
 ような情報に対して、特別ボーナス」>(p16下段)

 ある日、ジョーダン弁護士が自分の事務所に電話したら、キャシディが
出ないで、男が「こちらはスカット・ジョーダンです」と答えたのが、
物語の発端だ。キャシディは自宅に拳銃を持った男に押し入られ、昼まで
自宅待機を強いられたのである。

 ある時期のエンタテインメントによく見られるパターンで描かれたミステリ。
読んでいる間は楽しく、読み終わるとすぐに忘れ、また次作で同じような
展開を楽しむ。後味がいいのが美点である。

     (HPB 1963初 VJ無)





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by byogakudo | 2013-08-01 13:13 | 読書ノート | Comments(0)


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