2013年 08月 03日

D・アリグザンダー「血のなかのペンギン」読了

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 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄  

 さてと、あまり書くことがない・・・。わたしでも何となく犯人の見当がつく、
珍しいといえば珍しいミステリだ。
 犯人や犯行方法の解説を最後に持ってくるために、ミステリではあっさりと
触れられた箇所に鍵があるみたいだが、隠し方がうまくないのだろう。

 第二次大戦に従軍したショックから覚めやらず、酒浸りとなり、浮浪者に
なった男が主人公。やっと戦友の営む私立探偵事務所に雇われ、社会復帰
した第一日に、殺人事件の犯人と目され、逃げ回るはめになる。
 逃げこむ先はなじみの浮浪者街、バワリー。そこへ、元浮浪者、現在は巨万の
富をもつ老人が現れ、彼のおかげで救われる。そのプロセスを主人公のノイ
ローゼ的なモノローグで語ってゆくのだけれど、ここらで隠し方が下手だなあと、
思わせるようでは、まずいのではないか。わたしはミステリを読みながらまともに
推理したことがないのに。

 翻訳のくどさもあまり好感がもてなかった一因だ。無理にタフな調子で訳そうと
していて、つらい。

     ( HPB 1964初 VJ無)





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by byogakudo | 2013-08-03 13:26 | 読書ノート | Comments(0)


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