猫額洞の日々

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2013年 09月 04日

東京オリンピック招致に反対する

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 K・K夫人(バレエの方のK夫人)と電話でお喋りしていたとき、
なぜかオリンピックの話になった。選ばれるかどうか知らないが、
東京はオリンピックを開催すべきではないと、ふたりで一致した。

 「東京は福島じゃないったって、水も空気も通い合ってるでしょ。
招致活動の人たち、何を考えてるのかしら?」と、K・K夫人。

 津波の被災地や被災者、フクシマの原発事故。原発事故での
死者はいないとホザいた高市早苗議員を、わたしは忘れない。

 東日本大震災を忘れたくて、オリンピック招致活動に熱を上げ
てるのだろうか。小さな商店街にも、東京にオリンピックとパラ
リンピックを呼ぼうという旗が揺れる。選手たち、特にパラリン
ピックの選手たちは、ダシに使われているとは思わないのかしら。

 招致活動は、アベノミクスが将来の経済に混乱を招くだけの
政策であることや、東日本大震災が依然として進行中である
ことから、人々の目を逸らせるための国家規模の陰謀と呼ぶ
べきではないか。

 下村博文・文部科学相や杉田和博・官房副長官が、宮内庁に
高円宮妃のIOC総会への出席を要請し、受け入れさせたのは、
その証拠のひとつ、ではないか。

 スペイン王室はマドリード招致に活躍しているから、日本の皇室
だっていいじゃないか、という理屈だろうが、それは通らない。
 天皇制という空虚な権力構造を便利に使って、戦争を遂行した
苦い歴史の記憶があるので、皇室の政治活動は制限されてきた。
 これが戦後の歴史である。

 日本の保守主義といわれる感じ方(思考しているとは思えない)の
不思議さが、ちっとも皇室を大事にしていないように見えることだ。
使用価値としてのみ皇室の存在を認める。戦前の軍部と同じ利用
方法だ。保守主義ではなく、御都合主義であろう。リスペクトして
ないじゃん!__右翼ではないわたしに、そう言わせる不思議さ。

 いつの間にか変わっていること、既成事実とされた事柄にヨワい
日本的心情を利用して、なしくずしに天皇や皇室を政治利用する。
 今年3月には、皇太子がIOC評価委員会の表敬を受け、4月28日の
「主権回復の日」(いずれ祝日にして、翌日の昭和天皇誕生日と連結
させるつもりだろうか?)に天皇・皇后を出席させる。
 敗戦の翌年、書き初めに「平和国家建設」と書いた少年に、なんて
ことを強いるのだろう。

 「東京新聞」はさすがに、今日の朝刊でこの問題を指摘している
(当ブログはこの記事を参照しながら書いた)が、他の新聞では、
どうなのだろう。





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by byogakudo | 2013-09-04 14:18 | 雑録 | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2013-09-05 10:10
フクシマの帰趨を誰がどういう根拠で”大丈夫”といえるのか。
死ぬか生きるかの病床にいる家族のことをさておいてお祭り騒ぎをするという根性。
まったく狂っているとしか思えない。
Commented by byogakudo at 2013-09-05 15:26
パンがないのにサーカスを見せられるのが耐えられないと、
ロゼ(アカではない)は思います。
天災と人災を同じ災いとしかとらえないメンタリティには、怒りを通り越して悲しくなります。


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