獅子文六が読みたいという若いお客さまが現れた。すばらしい!
「自由学校」が読んでみたいと仰るが、うちでは売切れ。他で
手に入れた。
彼が次にいらっしゃるまで間がありそうなので、お先に失礼して
わたしが読もう。
朝日新聞社版「獅子文六全集 第五巻」には『嵐といふらむ』
『夫婦百景』『すれちがい夫婦』『自由学校』が入っている。
『嵐といふらむ』を読みかけて、読んでいることに気がつく。
これはパス。昨夜から『夫婦百景』にしたが実録風で、あまり
面白がれない。やはり今夜から『自由学校』再読にしよう。
「週刊文春」の小林信彦のコラムで、TV「あまちゃん」の
人気と朝刊連載中の『自由学校』の人気が似ている、とあった。
毎朝、学校に行くと、主人公が今日は何をしていると、みんなで
騒いでいたそうだ。
いま、紙の新聞を取る習慣が残っているのは、60歳代以上
だろうか? それでも新聞連載というフォーマットは続いている。
(朝日新聞社 1968初 函)
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