2013年 12月 08日

矢野誠一「酒と博奕と喝采の日日」読了

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(~12月4日の続き)

 もしかして日本版「ハリウッド・バビロン」なのかしら? 
 あそこまでファナティックでセックスにのめり込んだ書き方
ではないが、スタアの栄光と、その影として纏わりつく悲惨の、
悲惨の方に力点が置かれている。

 働き過ぎや不摂生が祟って病院で苦しむ姿が、細かく記される。
気の毒というか、かわいそうな死に方をした藝人ばかりに惹かれた
のだろうか。もちろん死に方だけでなく、藝人の藝についても詳しく
書いてあるのだが、記憶に残るのは死に方の方であるのは、読者に
問題があるのかもしれない。
 見知らぬ藝人が多いので、死に方にだけ反応した、とか。

     (文春文庫 1997初 J)





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by byogakudo | 2013-12-08 15:18 | 読書ノート | Comments(0)


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