2013年 12月 30日

ギャビン・ライアル「拳銃を持つヴィーナス」読了 他

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 お正月の準備は明日だ。毎年恒例のシチューを作る。今日は
調香師のLと三人で、佐竹商店街〜おかず横丁へ。

 帰ってきてから「PAN AM パンナム」の5、6、7巻を全部見る。
4巻目は見てないが、見なくてよろしい。登場人物が多過ぎて
捌ききれなくなっている脚本だ。
 クリスティーナ・リッチは、もっと彼女の奇形児的魅力が出せる
役柄の方が、やはり似合う。ただのゴー・ゲッターでは、別に彼女
でなくてもよかった。PAN AMの制服好きなら見てもいいけれど、
かなりひどい出来だ。

 大晦日に備えて読む本を準備していたが、今晩辺りから何度目に
なるのか、久生十蘭「魔都」にしよう。教養文庫版はとっくに売って
しまい、今では文庫本の方が高いので、三一書房版「久生十蘭全集
第一巻」を抱えて読むことになる。

 むかし、「フォカス氏」で年を越したこともあったのを思いだし、
マリオ・プラーツ「肉体と死と悪魔 ロマンティック・アゴニー」も
もう手元にないのを思いだす。あれは恐竜図鑑を眺めるような楽しさ
のある本だったのに。

 そんなことを思うのは、ギャビン・ライアル「拳銃を持つヴィーナス」
が絵画を廻るストーリーだったからだろう。

~12月26日より続く

 セザンヌのカードをする男たちの絵を、どうやって税関をごまかすか。
 立派な額を壊して捨て、日曜画家のわたしが描いたことにして、サイン
の上にポスター・カラーで自分のサインを入れれば、あとで洗い流せる、
とか、各時代の名画それぞれに合わせて密輸方法を考え、絵画や画家の
蘊蓄が記され、平行して主人公が襲われたり、仲間が殺されたりする。

 各エピソードのそのつど、物語の流れが途切れる印象だ。密輸に絡む話を
包含する意図が最後に明らかになるが、飛行機もの以外も書けると証明
したかったのかしら。ぶつ切れの感じが強かった。

     (HPB 1977初 裸本) 





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by byogakudo | 2013-12-30 18:14 | 読書ノート | Comments(0)


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