2014年 01月 26日

トマス・チャステイン「ダイヤル911」を読み始める

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 ん、チャイナ・ミエヴィルはどうなった? 枕元にあるけれど、
置き去りにされている。復活の日は来るだろうか?

 カウフマン警視シリーズは、いつも暑い夏のニューヨークが舞台かと
思いこんでいたら、「ダイヤル911」は寒い冬、11月末の感謝祭から
クリスマス頃まで。まだ読み初めなので、感謝祭のパレードで爆弾が
破裂したところだ。

 主人公・カウフマン次席警視/16分署署長の魅力が、どうもぴんと
こなくて、たしかにニューヨークのお金持ちはヨーロッパやイギリス
志向であろうし、できる男・カウフマンとしては部下にある程度畏れ
られていないと指揮を執りにくいから、人間的と称される、弱みを
見せたりしないのだろうが、それらを大人の態度と理解はしても、
なんだろう、なにかご大層な奴、といった印象が強い。

 署長室を許可を得て、自分のライフスタイルに合った部屋に改装
(間接照明に革張りの椅子に毛足の長い絨毯に、壁の水彩画やオブジェ
等々)したり、家庭生活維持の一点で合意している妻と、年に一度、
ヨーロッパに出かけてふたりの服を新調するとか、カウフマン氏の職業が
警察でなかったら別に気にならないのだが、頑張り屋のアメリカ人見え見え
と思ってしまうのが残念である。

 いや、カウフマンがあまりすてきでないのは、犯人たちの魅力を引き立てる
ためかしらと、倒錯した見方になる。まさかね。

     (HPB 1978初 帯 VJ無) 

(01月28日へ続く~)





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by byogakudo | 2014-01-26 14:35 | 読書ノート | Comments(0)


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