猫額洞の日々

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2014年 02月 11日

はずかしい

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 都民であるのが恥ずかしい都知事選の選挙結果だ。
 投票率46・14%でも一位は一位。舛添要一の顔を見て、
うさんくさいと感じない、将来的には原発を減らしたいが、
当面!は仕方ないという表現は、将来も減らさないぞという
言明であると読み取ることもできない日本語力の低い、そして
今回、彼に投票することはフクシマを見捨てることだとも
思わない、無神経な都民が多数を占めたということだ。
 安倍晋三は喜んで原発再稼働、戦争ができる日本国への
道を走り続ける。

 田母神俊雄に61万票。20代の有権者の34・7%が舛添を、
24%が田母神を支持した。特に若い人々の間で貧富の差が
拡大している問題を、安倍晋三は利用するだけで、解決しよう
とは思っていない。

 丸山真男なんかくたばっちまえと述べて、いっとき評判になった
男がいたが、今どうしているのだろう。発言後しばらくしてからの
東京新聞インタヴューで、僕の需要なんてすぐ終わっちゃうだろう、
とか言っていたと思うが。 

 低投票率を望む政権に歩調を合わせるTVや大新聞は、期日前投票
を伝える代わりに、作曲家の代作スキャンダルとオリンピックを提供
する。

 小林信彦「人生は五十一から」(文春文庫 2002初 J))の『むかしも
今も』から冒頭を引用。
<  <亡き父との二人三脚
   挫折を越え「天才」開花>
  長野オリンピック四日目、スピードスケート男子五百メートルで
 金メダルを獲得した清水宏保選手の快挙を伝える某大新聞の見出し
 である。
  一体、いつの時代にいるのか、という気持ちになった。今は大東亜
 戦争(太平洋戦争)の真只中なのか?
  この見出しなど、少し文字を入れかえれば、そのまま、戦争中でも
 使える。 
   <亡き友との二人三脚
   死線越え「天才」帰還>
  本当は、「天才」を「英霊」とすると、もっと気分が出るのだが、
 清水選手に申しわけない気がして、自粛したのである。>(p49)

 1964年の毎日新聞縮刷版<東京オリンピック記念号>からのTV欄の
< 見出しの戦時色(せんじしょく)も現在[注 1998年]と変らない。
   <よくぞ円谷! 闘志の"日の丸">
   <文句なし世界最高 日本の底力に敬意>
   <ついにとった金メダル ソ連と白熱の名勝負>
   <鬼でもない、魔女でもない 泣いた、みんな泣いた>
   <気力で果たした"夢" 先輩に恩返しが>>(p52)

 日本人は変りたくないのか。





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by byogakudo | 2014-02-11 13:22 | 雑録 | Comments(0)


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