猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2014年 03月 02日

ジョゼ・ジョバンニ「おとしまえをつけろ」半分くらいで飽きる

e0030187_1911435.jpg









 これは辛抱がいる本なのかもしれない。老いを感じ始めた
ギャングの凋落の姿をゆっくり写しとるために、対照的に、彼の
周りの新興勢力間の矢継ぎ早な抗争を描いて、コントラストを
強く感じさせる手法かしら?

 そうとでも考えないと、脱獄に続く、パリの彼の昔なじみたちが
襲撃されるシーンの慌ただしさが納得できない。たんに、わたしが
ノアールを読み慣れていない、ということかもしれないが。
 オーギュスト・ル・ブルトン「男の争い」みたいなものを求めて
読み出したが、こちらの期待と本の速度や方向とがうまく合わない
ようで、飽きてきた。

 このところ体調が良くないせいもあるのか、本の選択を間違える。
 チェスター・ハイムズ「狂った殺し」(HPB 1971初)も半分強で
止まってしまったし、今日持ってきたジェイムズ・マンロー「死を
売りつけた男」(HPB 1967初)も翻訳の肌理の荒さにめげる。
 伊東守男氏、もう亡くなられているようだが、
<英国の北西部のことなので、まだどうしてなかなか寒かった。
 厳しい北風が、ビュービューとはるばるシベリヤから運んで来た
 寒波をまき散らしていた。>(p9下段)__<北風ビュービュー>は、
あんまりだと感じる。あきらめて読み進めれば、そのうちどうでも
よくなるか、とも思うけれど、初っ端からつまずく。

 今晩、わたしは何を読んで寝ればいいのだろう?





..... Ads by Excite ........
[PR]

by byogakudo | 2014-03-02 19:11 | 読書ノート | Comments(0)


<< 小皇帝たちへ      Ms. cried - ミズク... >>