2014年 05月 28日

東京憎悪・日本憎悪

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 おだやかではないタイトルだけれど、国会での論争(? 論点を
逸らす答え方ばかりして、ちっとも論争になっていないが、建前上、
論争)や、国立競技場を何が何でも建替えようとするニュースを
見ていると、東京を憎み、日本を憎む勢力が権力の中枢を占めて
いるのだなと、日本人であることが恥ずかしく無念だ。

 戦争を知らない爺どもが「戦争だッ、戦争だッ、うッれしいなー」
とはしゃぎ、広告業者と土建屋のまわしもので構成される委員会が
国立競技場の解体と、新国立競技場建設に邁進している。
 5m低くした? 何を寝ぼけたことをいう。マンション開発業者の使う
「フカシ」ではないか。

 建築と街並みに関しては、徹底した規制強化主義者である。
うつくしさを守るにはそれしかない。ひと月にも満たないオリンピックの
ために、戦前から守り続けられてきた神宮外苑のあの風景を殺すなど
とんでもない所行である。

 東京駅の真ん前が皇居に続き、丸ビル、中央郵便局と、日本近代化
遺産に囲まれた広場を無思慮に壊しまくった連中だから__ああ、
喪われてしまった三信ビルの無駄で豪奢な吹抜け! 吹抜けってあれ
でしょう。初台オペラシティの貧乏くさいアトリウムとかじゃなくて__、
自分の醜さをうっすら解り、反動的に美に嫉妬する連中がよってたかって
街を殺す。





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by byogakudo | 2014-05-28 19:34 | 雑録 | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2014-05-28 22:01
彼らは東京も日本も愛している愛国主義者だと自認しているのがどうにもならないところです。
バカばっかり。
Commented by Takeo at 2014-05-31 23:13 x
全く同感です。時々思うのですが、先の大戦の頃には戦争中ではありましたがまだ美しい「帝都」の美があり、火垂るの墓のような「自然」がありました。戦時中ではありますが、「ウサギ追いいしかの山、小鮒釣りしかの川」がありました。今は戦争以外になにがあるでしょう?辺見庸氏が、「今は30年代よりひどい時代」だ、というのにも共感します。

「芸術家は不逞の輩ではなかったのか?」に続き興味深い記事でした。いろいろと書きたいことはあるのですが最近鬱がとくに悪化していて書くことも億劫でなりません。
今後の記事も楽しみにしています。


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