猫額洞の日々

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2014年 06月 11日

ローレンス・ブロック「泥棒は選べない」読了

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 やっと読んだローレンス・ブロックの泥棒バーニイ・シリーズ第一作。
さて、思い出せるかなあ? 5月末か6月あたまに読んだ筈だが、6月9日
に8日付けブログの訂正追記を書いたように、吉村平吉と広岡敬一が
ごっちゃになる頭__ほんと、古本屋をやってるときでなくて、よかった。
__だから、心もとない。

 泥棒バーニイのフルネームは、バーナード・グライムズ・ローデンバー
であること、星座は5月の末の双子座だそうである。泥棒を始めようと
しているときに踏み込んできた、ふたりの警官のひとりが星座マニアで、
聞かれて、こう答える。5月31日生れなら、ファスビンダーと同じだが。

 やっと犯行未遂現場を逃げ出した__身に覚えのない死体つき現場
である。__バーニイは、隠れ家を探す。巡業中の役者のフラットを
思いつき、無断で宿を借りるが、翌朝、鉢植えの水やりにきた役者の
女友だちに起こされる。
 彼女はバーニイの潔白を信じてくれた。バーニイは彼女の助けを得て、
身を潜めつつ、殺人犯の汚名を晴らそうとする。

 ところで、この女友だちの造形は、レズビアンの心友・キャロリンの
原型ではなかろうか? 直接には出てこないが、こちらの女友だち・
ルースも猫を二匹飼っている。エチオピアの猫で、名前はなぜか
ヘブライ語の、エステルとモルデカイ。キャロリンの飼猫は、ビルマ猫の
アーチー・グッドウィンと、ロシアン・ブルーのユービクウィティないし
ユービクウィタスだ。

 本に関しても、泥棒に荒らされた(!)バーニイの部屋の残骸の中から、
「八月の砲声」読書クラブ版、「ローマ帝国衰亡史」ヘリテイジ・プレス版、
「養蜂のロマンス」を回収する。

 古本と猫のミステリは、第一作から指向されていたのではないかと、
やや牽強付会読みする。

     (ハヤカワ文庫 1994年3刷 J)





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by byogakudo | 2014-06-11 12:18 | 読書ノート | Comments(1)
Commented by saheizi-inokori at 2014-06-11 22:14
読んだと思うのだが。


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