2014年 07月 29日

鈴木創士氏の文楽かんげき日誌第8弾「近松、「出口なし」」 他

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 鈴木創士氏の文楽かんげき日誌第8弾「近松、「出口なし」」
おっとりした(はんなりした?)文体で、いつもの繊細にしてハード
コアなこと、書いてはる。ああ、関西弁、真似るのがむずかしい。

 佐治敬三 他の「やってみなはれ・みとくんなはれ サントリーの
70年」をむかし目録で見つけ、電話で注文した。棒読みでしか発音
できなくて、電話を受けた若い女性店員も、口にしたわたしも揃って
吹き出した。わたしの発声・発音は「やって/みなはれ・みとくん/
なはれ」。
 「やって/みなはれ」は平坦に、「みとくん/なはれ」は、
「みとくん」は、「水戸君」と低く呼びかけ、「なはれ」と
いうより「ナハレ」の響きで終わる。って書いて伝わるものか。

 しばらく放っておいた志村有弘 編「戦前のこわい話 近代怪奇
実話集」(河出文庫 2009再 J)を読み終える。最初の方、死霊や
動物の祟りなど、平板で退屈な語り口だ。怪談には文体が必要
なのだと改めて思う。後の、乳房を切断したりする猟奇系は、
ジャーナリスティックな文章が活きる。
 怪談は好きだけれど、実話にはあまり興味がなく、内田百閒の
上方風粘っこい暗さのある、文学怪談(?)が苦手で(足穂とも、
あまり相性がよくない。渡辺温ならいいのに。)、岡本綺堂の
こざっぱりした怪談読物を好む。





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by byogakudo | 2014-07-29 17:42 | 読書ノート | Comments(0)


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