2014年 08月 03日

期待される女性像

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 世界中を緩やかな核兵器(原発)で覆い尽くしたいと願う安倍晋三の
類いは、同時に女性が力を発揮出来るような社会にしたいと、何やら
寝言をいってるようだが、マンガ規制で出てきた「非実在青少年」並
の非実在感だ。

 望ましい女性像として、まずミドルクラス以上の生活環境に生まれる
こと。両親が近くに住んでいて子育ての手伝いが期待できる。(子供を
預ける施設を拡充するために、税金を振り向けないですむ。)
 「父の娘」として育ったのでコネも活かせて、キャリア志向もできる。
お給料が高いから高い幼稚園だろうと、お受験できる。(富の再分配
って近頃、流行らない。振り込め詐欺のイデオロギーとしてのみ、使用
されるようだ。)

 健やかな両親の遺伝子を受け継ぎ、健やかに育てられたので、頑丈な
肉体と心を持つ、と期待される。微弱な精子もキャッチするタフな卵子と
子宮に恵まれ、配偶者の精子に問題があって妊娠できないような場合、
配偶者の実父や兄弟の精子を使って懐妊することも気にならない。次の
優秀な世代の育成のためには。

 頑健な働く母親であっても、小さい子どもは、しょっちゅう病気する。
だが家庭環境に恵まれている彼女は、実母に世話を頼むなりして、仕事
を続けることができる。社会層の何パーセントが彼女に類するか?

 固定された貧乏人層に生まれ育つと、こうは行かない。託児所に預け
られなくても、生活費を稼ぐための仕事に行くしかない。ネットで安く
子どもを預かってくれる人を探したら子どもを殺され、彼女は母親失格
だと自分を責める。
 母性神話は強固である。女は母に生まれるのではない、母を強制される
のだ、なんちゃって。

 貧乏人層は勝手に共食いさせておけばいい、と割り切った、優生思想に
基づく政策なのだろう。貧乏人は安い賃金でも働くし、使う金額は小さい
が消費行為者でもある。資本主義に欠かせない燃料として、貧乏人層は
再生産されるのが望ましい。安倍晋三や経団連どもが言ってるのは、そう
いうことでしょう。抗議活動は貧乏人間の軋轢を生むだけで、これも資本
主義の燃料って分ってても言いたい。不公平が増大する現状は醜い、と。

 森茉莉の人と作品についておしゃべりするサイトを覗いたら、女は議論や
話し合いの基礎がないのか、と絶望するほどに細かい揚げ足取りで、話が
進まない。その中で、森茉莉の育ちの良さの話から、「育ちのいい人なんて
どっさりいるはよ、あたしもそうだけど」みたような発言?にぶつかる。
 昔々、自意識あるヒトは、自分が周囲の人々より恵まれてると感じると、
むしろ負い目に思うくらい差異に敏感だったものだけれど、ホームレスは
人間じゃないと信じてるような層が、もはやかなりのパーセンテージを
占めてるのだろうか。
 お嬢さん、坊ちゃん、あなたは自分の醜悪さに気づいてない。鈍感な
まま生きてのさばって死ぬのね。





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by byogakudo | 2014-08-03 14:22 | 雑録 | Comments(0)


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