猫額洞の日々

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2005年 12月 19日

もっと寒い!

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 先週の五反田「海喜館」壁面です。周囲をベージュ色のモルタル塀に
取り囲まれている旅館。入り口には修学旅行や観光旅館指定の看板など
あったけれど、人の住む気配はあっても営業している空気が薄かった。

 さらなる寒さにもかかわらず、ミステリのお師匠さんが来て下さる。
お元気そうで、棚に出したばかりの「蠅」を手に取り、
 「これはどうだった?」

 正直にお答えしたが買って下さる。文藝春秋刊のウッドハウス第2巻は出ているか
とか、国書刊行会は よくあの路線で続くものだとか、お喋りする。

 わたしが せっせと本にグラシン紙を被せるようになったのは、お師匠さんの影響
である。それまではOPPを切ってラッパーにしていた。留めるのもメンディング・
テープであったが、お師匠さんの蔵本をお借りしたりしているうちにグラシン紙に
目覚めた。
 「これでカヴァしておくと、黄ばんだり背ヤケしたりするのは外側のパラフィン
だけだから、汚れたらまたパラフィンを取替えればすむ」
 その通りだった。
 
 ただ お師匠さんの紙の折り方とは少し違う。彼は天地にかかる分を裏表互い違いに
折り曲げて被せるやり方、弟子は天地の角で切って糊付している。図示すれば
簡単な話でも文字にすると大変に聞こえるが、ご関心あられる方にはいつでも
ご伝授仕り候です。

 背ヤケしても表紙や背表紙がはっきり見える方がいいと仰る方には OPPをお勧め
するが、留めるときには必ず両面テープで、内側から留めて下さるようお願いします。
メンディング・テープやセロファン・テープで留めると、時が経つに連れ テープの
糊が外側にしみ出し、反対頁にも汚くテープ跡がくっつきます。そして古本屋が
泣くことになりますので、どうぞ両面テープの件だけでもお忘れなく。

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by byogakudo | 2005-12-19 15:32 | 雑録 | Comments(0)


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