2014年 09月 17日

ダリ「パート・ド・ヴェールの十字架」(ドーム社製)を囲む展覧会

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 ようやく表参道KARANIS
ダリ「パート・ド・ヴェールの十字架」(ドーム社製)を囲む展覧会
を見に行った。丸ノ内線と銀座線乗り換えの階段が辛いが、何とか
無事に行って戻ってくる。

 KARANISの扉を開けると、奥の窓の先に窓枠でフレーミングされた
夏のなごりの緑の街路樹が広がる。グラヴュール作家・芥川三千代さん
がいらしている。お目にかかれてうれしい。

 しばらく、あれこれお話する。芥川さんのお友だちの女の方も、古い建物
や廃墟がお好きだそうで、かつての原宿・青山界隈の話になったりする。
 あのころののんきな街はよかったと、老いの感傷も混じってだろうが、そう
思う。
 すべてがジャンル分けされ、個別に企業化が進み、欲望は、ガイドライン
に沿って満たすしかない時代の不幸は否めない。個人がモノを作るという、
好きだからやっている行為であっても、"手作り感"や"手作り風"という記号
から離れられない時代は、不幸であろう。

 作品を拝見する。
 入口のガラスに直接描かれた俵谷哲典氏のドローイングや、もしゃもしゃ
したお人形。長命佳孝氏の鍛造による小振りな円いお皿は、唐紙の取っ手
にも使えそうだ(芥川三千代さんのアイディア)。羊の刻印(?)があるが、
これも十二支が揃ったら楽しそうである。

 廣瀬忠司氏の四本脚がそびえる鉄のテーブルは、ダリの立体化みたいで、
S の写真も、とにかく大きい。調香師 L の香水は大量なのでたしなむ余裕が
なかった。野崎恵一氏の石鹸も色合いを眺めるにとどまる。体力不足がつらい
ところだ。
 本展覧会・ダリ「パート・ド・ヴェールの十字架」(ドーム社製)のポスター
写真は、本田一氏。

 馬越寿氏のガラス器は、変わらず、繊細な幾何学を見せる。ガラス器や
鉄の小皿の傍らには三川貴史氏の生け花。栗の実がシックな淡い茶色を
見せていた。秋である。

 20日(土曜日)まで。平日は6pm、最終日は5pm終了です。

     (2014年09月17日 @KARANIS)





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by byogakudo | 2014-09-17 21:49 | アート | Comments(0)


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