猫額洞の日々

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2005年 12月 21日

きのうの続き 他

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 きょうの写真は microjournal さんへのanswer photo です? 今年は落葉の
当たり年。

 きのう「セロファン・テープの除去方法」についてお訊ねしたら早速 教えて
戴けた。感謝。
 http://homepage1.nifty.com/y-nakatsuka/report.html のReport3、
花登筐の原稿修復過程でのセロファン・テープ除去である。

 一読して、これは大変。化学知識と材料とが必要だ。それに一枚の原稿用紙から
セロファン・テープの糊を取り除くのと、一冊の本の見返しから除くのとでは
作業過程も変えなきゃならない。街の古本屋には ちょっと手が出せない世界で
あることが解った。
 ただ、ここに出ていた酸性紙の問題、これは相変わらず未解決だ。80年代に
出版された軽装版単行本なぞ、いまや まっ茶っ茶 に変色している。コストダウン
目的だけであの紙が使われたのか、そこらは知らないが、70年代の単行本に比較して
「経年黄ばみ」と書くのも気が引ける黒ずみ方である。ほぼ仙花紙並みだ。

 栃折久美子の本に、酸性紙を中性紙に変えるスプレイの話が出ていて、でもそれも
フロンガス使用のため、禁止されたという。
 20年で実質的に読めなくなる本を造り出すなんて、無駄だとしか思えない。

 読み終わっちゃうと次の本を探さなければならないからという 阿呆な理由で、
「夢幻会社」の合間に「都市の視線」を挿み読みしている。「ABC戦争」も最初の
方を眺め読み。ああ、あの手かあ・・・。

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by byogakudo | 2005-12-21 13:15 | 雑録 | Comments(3)
Commented by taro at 2005-12-21 22:21 x
>栃折久美子の本に、酸性紙を中性紙に変えるスプレイの話が出ていて

あれからいろいろ調べてみたのですが、かなり化学の知識が要求される世界であることが判明しました。
生物が専門の僕にはさっぱりピーマンなのですが、とにかく下に貼り付けたリンクにもあるように、国立大学図書館協会のような『国の機関』も総力を挙げて検討しているようです。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/janul/j/publications/reports/41/41_4.html

お恥ずかしながら僕は、リンク先の報告書を読みながら夢の世界へと旅立っておりました。
Commented by byogakudo at 2005-12-22 17:21
くらくらするような化学物質名が続き、大量処理方法で爆発の
可能性がある話しか思い出せません。それも何ていう化学物質
だったか覚えていない有様です。情けなや。無知は恐ろしいもの
です・・・。
つまり、本を大量に作るための紙の製法と印刷に用いられる顔料・染料が、そもそもの酸性劣化の原因にあるってこと だったの
でしょうか?
Commented by taro at 2005-12-22 22:43 x
あえて誤解を恐れずに申し上げるなら、そういうことになりましょうか。

知的財産の出現は、紙の質とは独立したもの(と思われる)なので、現在問題となっている劣化現象が年代限定で起こるのでしょうね。

『taroさんが執筆した書籍を手に入れたいのに、紙が劣化して手に入らない。ぅぅ…』などと言われる身分になってみたいものです。


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