「ゴッドウルフ」がなかなか進まないが、翻訳者・菊池光のカタカナ語表記
原理主義者ぶりを愉しむことに方針転換した。
もちろんテーブルではなくテイブル、ティー・ワゴンにあらずティ・ワゴンだ。
ならばカフィ・テイブルかと予想したがコーヒー・テイブルだった。セーターは
スエターなのに。
ミスターもとい、ミスタ・オーチャドが着用しているのはブレザーではない、
ブレイザー。長音記号「_」に関してはあきらめて使っているのかと思ったが、
ミス・テリイ・オーチャドはやっぱりテリー表記はいやだったのだろう。ヒロイン
だし。
それにしても登場人物が全員、登場第一声にあたってジャブをかますのが
解せない。アメリカ人たるもの、まず相手に(ついでに)読者に自らを印象付け
なくてはという強迫観念の持ち主なのか? 戦場でも果たし合いの場でもない
のに不思議だ。これがウェスタンがハードボイルドの原形であることの一証明
であろうか?
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