猫額洞の日々

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2014年 12月 10日

一年ぶりの築地〜大川端

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 大川端はちと遠い。そんなこといってて、じゃあ、青梅から
東高円寺のお店に通う「プリシラブックス」氏なぞはどうなる?! 
たかが散歩に出るだけのことで、遠いだの何だのいってる贅沢者な、
わたしたち。まあ、年齢がちがう、体力がちがうのだが。

 昨日、半年ぶりに大川端を目指した。地下鉄・丸ノ内線に飽きるほど
乗り、日比谷線・築地下車。本願寺の脇を通って、築地六、七丁目辺り
の路地を歩く。

 いつの間にか明石町。ここまで来たからには、勝鬨橋のテラスに降りる。
S は何度もひとりで来ているので、路地にも水にも、やや食傷気味のよう
だが、わたしは久しぶりの大川だ。水さえ見せておけば、神田川サイズでも
かなり満足する方で、不満だったのは今のところ、人造の奥多摩湖くらいか。
__あれは何かちがう! 池の巨大版みたような不自然な水だ。

 一年余のブランクは大きい。初夏も真夏も大川行きはなく、季節は
もう、陽射しがあっても川風が冷たくなっていた。ズボンに覆われた、
陽に当たっている側の脚は暖かいが、日陰側、すなわち裏側は、足もと
から静かに冷えてくる。
 鳩も日向ぼっこしている。一羽が近づいてきて、距離を保ちながらも
離れない。S が近頃、鳩になつかれるようになった(自転車を止めて
公園で休んでいたら、車輪の傍にやってきて羽根をたたみ、踞る。)
らしいので、彼の引力だろう。

 寒いから早々に隅田川テラスを上がって勝鬨橋を渡り、対岸(!)の
デニーズで軽く食べる、風邪を引かないように。
 3・11のとき、満員で入れなかったデニーズだ。S は今年、ここで
お茶を飲んだりしたそうだが、あのときは何時間で食材が切れたの
だろう。満席で、大勢が順番待ちしていて入るのを諦め、歩いて帰る
道沿いのコンヴィニエンス・ストアの棚からも食べ物が消えていた。

 月島川から月島方面を少し歩き、すぐ地下鉄・大江戸線、月島駅から乗車。
地下鉄駅の入口には、海抜何メートルかを示す表示がある。月島駅は1.4m、
丸ノ内線・中野富士見町駅や副都心線・雑司が谷駅は、たしか25m前後は
あったと思う。
 ふわふわな土地に相変わらず、超高層ビルを建て続ける。もう一度、巨大地震
が起きて、もう一基、原発が壊れても、不特定秘密保護法が市民を制限すること
があるようなら首相を辞める形で責任を取る、という安倍晋三が在職していたら、
辞任でチャラにするのか。

 反・特定秘密保護法、反・原発の意思表示は、死票にならない投票先を選ぶ、
消極的投票行為をするしかない。期日前投票が6日までは最高裁国民審査ができ
ない、というナメた真似をされたが、時期的にもう、二つとも意思表示できる。

 敗戦時、15歳だった叔母と喋った。安倍晋三政権はもはや、独裁政権だという
認識で一致した。政治家の名前がついた経済政策は、貧富の差が拡大するだけ、
という点でも。

 戦争体験の風化という言葉で語られるけれど、ちがう。想像力の劣化だ。
頭の上に爆弾が落ちてきて逃げ惑う日常が想像できるなら、焼夷弾の猛烈な
炎を避けようと大川に飛び込み、水死した死体が川面を埋めた状況を想像
できるなら、隣国に好戦的な態度を示すことの不毛さも分かりそうだが、
自殺する替りに女を殴るDV男みたような心性が巷に見られる。





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by byogakudo | 2014-12-10 22:08 | 雑録 | Comments(0)


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