2014年 12月 21日

新宿区舟町15~西向天神社へ

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 新宿区舟町15。そうです、Napo に M 画伯、メグこと美咲歌芽句、
鈴木博美さんに、大阪に帰った I 青年のお母さまに...卒業生リストは
延々と続く、「セツ・モードセミナー」に行ってきた。

 四谷三丁目。「S.A.シューズ」、健在! 日曜日でシャッターが下りて
いたけれど。
 新坂の方へ曲がる。庭木のあるお家が都内、真っ只中にまだあるのが、
ちょっと考えてみればどんなに奇蹟的なことか。でも少し残っている。

 崖下の町を歩き、「セツ」に着くか着かないうちに S が撮り始める。
鳩好かれ、いや、男好きのする女といえば男から好まれる女の意味だから、
鳩好きのする男でいいのか、S の立つ「セツ」の外庭(植木鉢がどっさり)
を目がけて鳩が十羽近く、鳴き交わしながら舞い降りてくる。雀も一羽、
降りてきた。都内で雀が減ったというのは本当みたいだ。
 画廊のガラス扉越しに中庭が見える。大きな銀杏の樹だ。

 「セツ」に通っていた時代を、誰もがとても幸福感をこめて話す。急峻な坂に
面したロケーションと、建物。もはや日本にしか存在しない、あのパリが現前
する。長沢節はもういなくても、建物と佇まいが彼の意志を遺している。

 曙橋方面、河田町6付近の細長い猫道を歩いて左折してみた。大木のある
お家が角を占める。河田町と余丁町はお隣なのね。

 「急勾配だけど山吹坂に行こう」と、S が言う。「西向天神社」である。
すばらしい。古木に囲まれた崖の上、岡本綺堂の怪談や半七の舞台になり
そうなロケーションだ。
 わたしが初夏に入院していたとき、
 「病院のお見舞い帰りにここを見つけて、ほっとしたんだよ。熱心に
ここのすばらしさを話したのに、薬のせいで覚えてないでしょ?」

 山吹坂と聞いてもピンと来なかったし、ほら、これ撮ったと言われても写真の
記憶も浮かばない。失われた半年だが、ようやくここに来た。

 坂道、階段になった坂道、そして地下鉄の階段。歩き過ぎた感じもあるが、
幸福な一日。





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by byogakudo | 2014-12-21 20:51 | 雑録 | Comments(0)


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