猫額洞の日々

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2015年 01月 21日

(3)サックス・ローマー「骨董屋探偵の事件簿」読了

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~1月20日より続く 

 貧民街に骨董兼鳥獣店を構えるオカルト名探偵、モリス・クロウは、
『心霊現象の視点から』という本を出版して売行きはそれなりに良さ
そうだが、巨額の印税なのか、版権買取制なのか、はたまた自費出版
なのか分からない。
 繁昌している店とも思えず、本人もいつもヨレて古びた服を着用して
いる。だが彼の書斎は充実しているようだし、よく大陸に旅行している。
妻の存在は記されないが、彼の美貌の娘(若そうだから晩年の子どもか)、
イシス(!)は最新パリ・モードを着こなし、紳士や貴婦人たちの目を奪う。

 大金持ちから事件を依頼され、解決した後に支払われる金額は、かなり
高そうだが、それだけで珍書・奇書の代金や、娘の衣装代は賄えるだろうか。
この疑問はついに解決されなかった。

 オカルティックな事件が続くが、観想法の一種で合理的に解明される。
犯人も犯行方法も、わたしが分かるレヴェルなので、古風さを味わうための
ミステリと思うべきだろう。

     (サックス・ローマー/近藤麻里子 訳「骨董屋探偵の事件簿」
     創元推理文庫 2013初 J)

(1)サックス・ローマー「骨董屋探偵の事件簿」
(2)サックス・ローマー「骨董屋探偵の事件簿
(3)サックス・ローマー「骨董屋探偵の事件簿」

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 いやな事件だ。これでも或る種の人々の安倍晋三・愛は変わらない
ようで、ほとほといやになる。





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by byogakudo | 2015-01-21 17:22 | 読書ノート | Comments(0)


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