2015年 03月 04日

ローレンス・ブロック「殺し屋ケラーの帰郷」読了

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 去年の11月に発売されたときから、いつ買おうかと悩んできた
ローレンス・ブロック「殺し屋ケラーの帰郷」だ。B・Oに行けば
半額棚を覗き、時々あまぞんで中古価格を調べ、諦めて注文して
一昨日届き、ゆっくり読もうと思いながら今日、読み終わった。

 殺し屋ケラー・シリーズは、これでおしまい。マット・スカダーも
バーニイ・ローデンバーも出ている分は全部読んでしまった。
 この先、どうしよう? 

 あと、未読翻訳本は、快盗タナー・シリーズの1冊、高値で売ってる
「危険な文通」(妙な話みたいで、これは読んでみたい。どこか所蔵して
いる図書館、ないかしら?)、「魔性の落とし子」は読みたいかなあ? 
 「盲目の預言者」、これはダメもとで読んでもいいか、「砕かれた街」
上下を読んだのだもの。「ローレンス・ブロックのベストセラー作家
入門」を読んだっていいのだ。まだ先はある。
 
 殺し屋が主人公の連作短篇ホームドラマ、ほとんど全篇に切手の話が
からみ、知識が得られます。と書くと、いったいそれは何?だが、要約
すると、こういう話。ジョン・ポール・ケラーはマット・スカダーより
ずっと若いので、グーグルやウィキペディアを活用している、とさらに
細かいことを書いてもいいけれど。

 最後の「ケラーの義務」はごく短い。これで殺し屋シリーズは終わり、と
読めるが、もしも続けることになればこのエンディングなら不可能ではない。
 まあ、これ以上続けるとダサくなるだろうが。

     (ローレンス・ブロック/田口俊樹 訳「殺し屋ケラーの帰郷」
     二見文庫 2014初 J)

[同日・追加
 ローレンス・ブロックの巧さは構成の巧妙さであるが、むしろ映画的な
編集の巧さ、と言いたくなる。第二章『ケラーの帰郷』で、通りすがりに
聞こえた会話が、最終章『ケラーの義務』に呼応するなんて、すてきだなあ。]





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by byogakudo | 2015-03-04 21:33 | 読書ノート | Comments(0)


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