2005年 12月 29日

「映画が好きな君は素敵だ」途中

 たぶん今日中に読み終え、「ハウザーの記憶」に戻る予定。

 選者の長部日出雄の思い入れもあって、かなり長めの藤本義一「生きいそぎの記」が
収められている。藤本義一が「貸間あり」?の脚本を書く川島雄三についたときの
記録であるが、うーん、「すべての男はホモセクシュアルである」テーゼがここでも
確認された。サドマゾ的なまでに 互いに相手の領域に切り込んで行こうとする
相互運動が描かれ、疲れた。川島雄三作品は好きだけれど、男同士の「お前って奴は」
関係が好きじゃないので。もっと言えば、勝手にしてればと、同情・共感が持てない。

 あとは、「地獄の黙示録」を見る前、見てからの大岡昇平の調べ魔ぶりに呆れ驚き、
むかし読んだことのある池波正太郎「映画日記」に反省する。
 80年代の池波正太郎は60歳くらいであるが、現役に映画ファンであり続けている
のが凄い、素晴らしい。長年見続けてきた眼差しで 新作映画をきちんと評価し、
愉しめる才能と努力は、どうすればこんな意志と眼差しを持ち続けていられるのか、
信じられないほどである。
 もう何年、映画館に行っていないのだろう。年末年始に見たい映画がないわたしは、
怠惰故にこうなってしまったのかと、反省。

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by byogakudo | 2005-12-29 18:55 | 読書ノート | Comments(0)


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