2015年 07月 19日

シルヴィア・タウンゼンド・ウォーナー/中和彩子 訳「フォーチュン氏の楽園」読了/解散総選挙の後で

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~7月18日より続く

 落ち着いてて、どんなときでもヒューマーを忘れず、天上的な思考に
到るときであっても跳ね上がらず、常識や日常語の延長で捉える体質
のイングランド人、フォーチュン氏である。
 美少年・ルエリとの関係を自省するときのモノローグ__

<あるがままのあの子を愛していたからこそ、毎日飽きもせず手直し
 しようとしていた。恐ろしいことだ! われわれは意志のせいで、対象を
 めちゃめちゃにすることなしには何も愛せないんだ。木一本、石一つとて
 愛せないんだ。遅かれ早かれ、われわれはその石をちょっと削るとかして
 しまっているに違いないのだ。それでももし意志というものがなければ、
 われわれの存在はおしまいになるに違いない。どのみち意志はわれわれの
 中にあり、生きている限り意志から逃れることは不可能だ。だから何を
 どんな風に愛そうと、それはほんの数分しか続かない。そして、その数分間、
 意志を追い払っておくための賄賂として、われわれは残りの一生涯、愛する
 ものを何であれ、意志へと譲り渡さなくてはならない。ルエリの代価はルエリ
 だったのだ。私はルエリを奴隷にした。操り人形にしていた。[以下略]>(p176)

 異国の異文化にヤラれそうになっても、ひれ伏さずに自分の身の丈で考える
イングランド人であり続けたフォーチュン氏の誠実は、強く、うつくしい。
 大人らしい小説。

     (シルヴィア・タウンゼンド・ウォーナー/中和彩子 訳「フォーチュン氏の楽園」
     新人物往来社 2010初 帯 J)



 ヒューマーと客観性ある書き方ができればいいのだが.....馬鹿で気狂いの
政治屋どもを見極め、接近し、おだて上げてさらに馬鹿度・気狂い度を上昇
させ、踊らせた、犯罪者集団。すなわち不特定秘密保護法を作り上げ、今また
戦争法案を通させようとする高級官僚の名前を知るには、もはやアメリカに
頼るしかないのではなかろうか。

 日本側の資料は不特定秘密保護法下にある。いくらでも保護期間を延長
できるので、作製に関係した役人名は未来永劫、秘密のまま安泰だろうが、
CIAであろうと資料はいつか公開される日が来る。そのときだ、CIA他の日本
での協力者名簿も明らかになり、役人どもの名前が白昼に曝される。まあ、
生きてその日は迎えられないし、名指された役人どもも疾うに死者たちの列に
いるだろうが、たぶん世襲的に似たようなポジションにいるであろう、役人の
子孫たちが先祖に代わって恥ずかしい目を見る。
 生きてる間は匿名性の繭の中で、ぬくぬくと過ごせても死後に悪行がバレる。
誰にも掣肘されず、国家という公(おおやけ)を私(わたくし)していた名前は
明らかにされなければならない。唯一神がない国であっても、倫理の規範は
あるだろう。

 そこまで全部、外圧頼みじゃあんまりだと思うなら、戦争法案を撤回させ、
安倍晋三・独裁政権を倒そう。
 そして不特定秘密保護法を、少なくとも役人と政治屋にとって使い勝手のよい
状態から、使いたくなくさせる方向に改める。

 20年後には全部の関係者名を明らかにするとか、名前だけでない、きちんと
独立した第三者機関を作って、常に秘密の特定をチェックする等の修正をする。
修正では利かないようだと判断されたら(ここでも第三者機関を作って検討)、
まず撤廃してその後、厳密な運営から逃れられないようなシステムを作る。

 論理の存在しない、無茶苦茶な戦争法案を提出できたのも、不特定秘密保護
法が通ったからである。あれで味をしめて図に乗った。国民は無知で馬鹿だから、
訳の分からないことを言い募っていれば、訳の分からないまま消極的に同意する
羽目に陥ると安く踏んでの、戦争法案提出である。





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by byogakudo | 2015-07-19 21:51 | 読書ノート | Comments(1)
Commented by saheizi-inokori at 2015-07-19 21:56
そうはいくか!舐めんなよ!
私もシールズに感染しました。


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