2015年 09月 28日

「Me キャサリン・ヘプバーン自伝 上」から下巻へ

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 3ヶ月、ほうっておいた(!)「Me キャサリン・ヘプバーン自伝 上」
が突然再開されピッチが上がり、昨夜から下巻に入っている。
 これは、ちゃちゃっと読むべき(スピードアップして読むべき)本
だったのかと反省するけれど、ときどき、読み続けられなくなる本
ってある。

 現代思想の類いで、訳が分からないから、ひと息に読めないとか、
そういうのではなく、なんとなく本の中に入りそびれたり、読んでる
途中で他のことを考え出してしまって読み続けられなくなったとか、
そういう本である。頭がその本の方向ではなかったことが分かって、
読めなくなるのかしら。枕元に何冊か中断した文庫本が重なり、ときに
自責の念に襲われる。いつか読み直すから待っててね。

 上巻の最後の章は『スペンサー』、スペンサー・トレイシーについて。

 スペンサー・トレイシーは主演作『ジェキル博士とハイド氏』を失敗作と
認めているが、映画会社を説得できなかったけれど、あるアイディアを
持っていた。
 ひとりの男優がジキルとハイドの二役を演じるだけでなく、ジキル博士
の婚約者である、いいお家のお嬢さんと、ハイド氏の愛人である娼婦も、
ひとりの女優によって演じられるべきで、ジキル/ハイドはもちろん彼が
演じ、女優は、まだ出会っていなかったキャサリン・ヘプバーンを考えて
いたという。

 男優も女優もそれぞれの分身を演じる。これは、とても面白いアイディア
だが、いま作るとして、誰と誰をキャスティングすればいいのか。ハリウッド
(は、まだ在るのか?)ではないところで、たぶん作られそうだ。

     (キャサリン・ヘプバーン/芝山幹郎 訳
     「Me キャサリン・ヘプバーン自伝 上」 文春文庫 1998初 J)

10月1日に続く~





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by byogakudo | 2015-09-28 21:22 | 読書ノート | Comments(0)


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