猫額洞の日々

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2015年 10月 22日

岡田三郎のことが続く__野口冨士男「私のなかの東京 わが文学散策」

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 写真は、きのうの新宿御苑で。紫陽花は枯れてるときがいちばん
ゴージャス。

~10月20日より続く

 第二章に当たる『銀座二十四丁』より引用__

<表通りでは新橋方面からいってコロンバンの先隣りにあたる
 洋品店の二階にあった東京茶房>
< 東京茶房は新興喫茶のはしりで、[中略]
 いわゆる純喫茶とは違ってビールや洋酒もあった。そして、
 コーヒーを注文してもウェイトレスがストゥールに腰を掛けて
 話相手になったから、他の店では十五銭だったコーヒーが五十銭
 であった。前章に書いた岡田三郎が妻子を捨てて駆落ちから同棲
 生活に入った相手の江尻のぶ子や、高見順の『故旧忘れ得べき』
 のヒロインで彼の初婚の相手であった石田愛子も離婚後その店の
 ウェイトレスになっていた。宝塚の女生徒であったのぶ子はドイツ
 映画のブリギッテ・ヘルムに似た美人であったから、映画の試写を
 みるといっては大森山王の家を出て毎日その店に入りびたっていた
 岡田は、常連の一人にねたまれて、ある日インネンをつけられた。
 そのときたまたま窪川鶴次郎が同席していて、俺にまかせろと
 いってついていくと、男はコロンバンの裏隣りにあったガラス屋の
 横の路地へ連れこんで「俺はムショから出て来たばかりだ」とスゴん
 だが、プロレタリア文学の旗手の一人であった窪川が「ムショなら俺も
 入った」と言うと、「失礼しました」と言ってその男は立ち去って
 しまったという話がある。いかにも弾圧の激しかった、戦前らしい
 挿話である。>(p69~70)

 <ブリギッテ・ヘルムに似た美人>といわれても、ブリギッテ・ヘルムは
美人だろうか? ルイーズ・ブルックスなら今見ても美女だけれど。

     (野口冨士男「私のなかの東京 わが文学散策」
     中公文庫 1989初
     J画・小林清親「小洒落異誌」(さざれいし)より)


 安倍晋三と日本会議は、いま臨時国会を開くと、戦争法の説明やら
新閣僚のスキャンダルやら、マイナンバーやら、火だるまになること必定
なので、断固サボるのね。要求されても、いつまでに開かなければならない
という限定がないのをいいことに。

 戦争法をゴリ押しできたから、経済政策に専念しますと言った途端、安倍
晋三を支持する無思慮な国民も国民だ。アメリカでさえやらない、老齢基礎
年金を株式市場への投資資金に化けさせる手管が、どんなに危険なことか、
それも想像できないのだろうか。

 なんでこんなにお人よしが多い?! お人よしが裏返るとヘイトスピーチするん
でしょ?

 日本全国デモ情報|マガジン9 





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by byogakudo | 2015-10-22 16:57 | 読書ノート | Comments(0)


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