猫額洞の日々

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2015年 11月 03日

ほだされる

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 届け物があって伊呂波文庫に行く。あれこれ新着本を見せて頂いた
中の一冊、監修:RENE GUILLOT "MY FIRST ENGLISH-FRENCH
DICTIONARY"(HAMLYN 1968年5刷)にいたく惹かれる。目と手が
離れない。
 「買っていいですか?」

 買っちゃう。書影は、これ

 イギリスの子ども用絵入り辞典で、絵と紙質と印刷のトーンと...、
なんともいえない味わいだ。古本屋を辞めてからもっぱら読む本だけ
集め、グラフィック系は一瞥するだけだったが、これには参った。
 背は布張り。元は黄色い表紙の色に合わせて、もっと黄色みが強かった
と思う。いま作るとなると、布背は無理だろう。

 アルファベット順に言葉が並び、挿絵がついている。英語とフランス語
で、それは何と呼ばれるのか記され、それはどういうことであるのか、
どんな風につかう言葉なのか、などの説明が二カ国語で記される。

 名詞だけが出ているのではなく、たとえばp62のお人形の絵の左側の
文字は、onlyseulementだ。その下に説明文が、英語、フランス語の
順で書かれている。
 I have only one doll.
 J'ai seulement une poupee.
 さらに、
 I wish I had more dolls.
 Je voudrais avoir plus de poupees. と続く。

 次の、男の子が扉を開けている絵には、openouvert
その下にto openouvrirの動詞が出てきて、
 1. John opens the door.
   Jean ouvre la porte.
 2. It is open.
   Elle est ouverte.
 そして、動詞の活用、
 I open I shall open I opened
 J'ouvre J'ouvrirai J'ai ouvert といった塩梅である。
 
 ほだされる。なお、日本あまぞんの値段は例によって高過ぎると、
古本屋を辞めた立場上、堂々と言おう。そんな値段をつけたら、
愛らしい本を却ってつまらないものにしてしまう。





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by byogakudo | 2015-11-03 21:51 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2015-11-03 22:15
落語家の新治が冷やかす「Iam a boy」、みればわかる!で始まる教科書と比べてなんという面白さでしょう。
生まれ変わったらこういうので勉強したいな。
Commented by byogakudo at 2015-11-03 22:55
わたしもそうです。


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