2015年 12月 10日

ライヴ・東京のかけら(人形町界隈)

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 昨日(9日・水曜日)は陽射しがあった。地下鉄・日比谷線を
小伝馬町下車、人形町あたりを歩き、大川に出て、両国からJRで
戻る。

 写真は歩いた順序には沿っていない。
 二枚目のドアの写真は、三枚目の二階建て住宅の一階部分だ。
(白い看板は、お隣の銅板葺きのお家のもの。)不思議な調和を
見せる和洋折衷家屋だった。
 軒や屋根瓦はまったくの日本の屋根瓦。むかしはお隣と同じ
ように、何かお店だったのかもしれないが。

 Sがひとりで歩き回っていたとき、たしか日本橋堀留町あたりに、
古い住宅が続く一郭があった、という。結論からいえば、それはSの
猫町で、どこか他の町並とごっちゃになった記憶の町、あるいは再訪
できたとしても、再開発真っ最中かもしれない。

 幻の町には行き会えなかったが、ライヴな東京のかけらに出会った。
日本橋堀留町、小舟町、小網町、人形町と、実際は小さな界隈を歩いて、
ひと休みしたくなったころ、「人形町 薮そば」にぶつかった。
 たたずまいがいい。入ってみる。冬はコーヒーではなく、身体を温める
ものでブレイクしようと、先日から話していたのだし。

 中央の卓の並びでは、ご近所の忘年会なのか、近くにある日本橋小学校
の同窓会かもしれない(何の集まりか分からない)、70歳代(だろう)の
男性たち・八人が和やかに呑んでいる。遅れてやってきた同年配の女性の
二人連れも、その奥に坐る。

 紛うことなき東京弁がライヴで飛び交ってる! ジャイアンツの新監督
の話にゴルフの話、サングラス掛けてたら、タクシーの運転手に恐がられ
ちゃってさ...などなど、思わず耳をそばだてる(そば屋にいるから、では
ありません)。

 そこへ、現役の日本橋小学校生徒(おそらく)、おそば屋さんの娘が
帰ってきた。奥に坐っていた女性が「大きくなったのねえ」と懐かしそうに
声をかける。
 店の一番奥は畳敷きである。少女はランドセルを置いてぺたんと坐って卓に
向かい、紙片を見始めた。宿題かしら?

 映画じゃなくて、ライヴの市井の風景だ。義母や伊呂波文庫さんに、見せた
かった。

 「薮そば」を出て、人形町メインストリートも歩く。人形町界隈は相変わらず
力があるのを感じさせる。個人商店に活気がある。
 浜町公園から大川に出る。こちら側は日陰なので橋を渡って東岸に行く。
陽射しが暖かい。
 この辺に住めば、人形町も銀座も近い。まだ、最晩年を東の東京で過ごす
夢が忘れられないのだが、なじみの古本屋と、頼りになる接骨院を発見しない
うちには引越すことなどできない...。

 これ以上歩くと歩き過ぎになるので、両国を目指す。そのとき出会ったのが
二枚目・三枚目の写真のお宅である。





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by byogakudo | 2015-12-10 21:24 | 雑録 | Comments(0)


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