猫額洞の日々

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2015年 12月 26日

鴨下信一『面白すぎる日記たち 逆説的日本語読本』半分強

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 鴨下信一は、紙に書かれた日記と、webで書く日記の類いは、前提が
違う、と言うかもしれない。日記は秘密性が高く、webでは公開が前提
だから、と。

 たしかに、ブログやfacebookは"見られるわたし"を大いに意識して
書かれる。書く側も読む側も、そう思って(話半分に)読むものだ。

 しかしこの間の事情は、自意識量の差はあっても、webだろうと、
日記帳やノートに書かれたいわゆる日記だろうと、おんなじではない
かしら。
 紙に書き留めた時点で、他者の視線を意識することになる。隠そうと
思おうが、赤裸裸に記すことを意図しようが、書かれた言葉は他者抜き
では存在しない。性的なことを正直に綴った日記のインパクトを言われ
ても、馬鹿正直だから本当(リアル)って言えるかなあ? 紙での日記や
web日記を書くことにより、彼/彼女は日記作家になるのだ、と思う。

     (鴨下信一『面白すぎる日記たち 逆説的日本語読本』
     文春新書 1999初 J)

12月27日に続く~





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by byogakudo | 2015-12-26 20:42 | 読書ノート | Comments(0)


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