猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2016年 01月 04日

ミスフィット

e0030187_2154193.jpg












 写真は上高田辺りのterrain vague、と言いたくなるが所有者はちゃんと
あるだろう。豊かで不思議な空地だった。

 冬の陽射しはうつくしいが、暖かい日じゃないと歩けない。だから今日も
どこか近場でと、青梅街道・東高円寺から吉祥寺行きバスに乗り、名前が
いい「柳窪」で下車してみる。

 南荻窪一丁目界隈の住宅地がよかった。角地のかっこいいコンクリート住宅
(キュビック!)を賞で、むかし作られたステンドグラスを保ち続けるお家を
賞で、白樺のあるお宅も久しぶりに見る。南洋趣味のシュロが植わったままの
お庭は、まだあちこちにあるけれど、それと対をなす(?)白樺が、東京の庭
から減ってきている。


 ミスフィットについて、このところ考える。わたしはむかしのひとなので、
今の閉塞状況はぼんやりと感じるだけだけれど、「もの」より「評価」が欲しい。
や、僕がニートになるまでの歴史25歳編④~事務職は眠くなるという発見~ なんて
読むと、ため息ついちゃう。

 古本屋をやってたとき、近ごろの若い衆(特に男性)は、どうしてこんなにって、
いらだち混じりにため息してたが、わたしが今の時代に生まれていたら、どうだった
ろう? ひとはある程度は環境の産物でもある。これほどの窒息状況に抵抗できて
いただろうか?

 中学生のころ、変人呼ばわりされると言い返していた、
 「だって、わたしの側から見れば、あなたたちの方が変人よ」。
 今、そんな返しをしたら、どんな目に遭うことやら。時空にそれだけのゆとりが
あった時代だからできたと、今のひとからは言われるだろう。

 生まれる時代や場所は選べない。けれども、引きこもることしか対策がないって
のは辛過ぎる。フィットできなければ、できないなりの戦略...。

1月21日に続く~





..... Ads by Excite ........
[PR]

by byogakudo | 2016-01-04 21:00 | 雑録 | Comments(1)
Commented by pochama_2 at 2016-01-05 02:16
五十二歳の引きこもりですが、わたしに関しては対策はないようです。



<< 鈴木創士氏のコラム「第70回 ...      鹿島茂『空気げんこつ』読了 >>