2016年 02月 04日

東雅夫 編『文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会』を読み始める

e0030187_19403443.jpg












 怪談実話は、あんまり興味がない。だって、怪談は殊に文体の問題で
あり、実話であることに寄りかかって漫然と語られたりしては、たまった
ものじゃない。

 にもかかわらず手を出したのは、怪談の語り手たちの名前に惹かれた
からだ。
 岡田三郎助、岡田八千代、小山内薫、長谷川時雨、鏑木清方夫妻、
鰭崎英朋...、わたしでも知っている名前がずらり。冀わくば、明治の
空気が感じられる、古風な語り口のこのまま、この調子で進みますよう。

     (東雅夫 編『文豪怪談傑作選・特別篇 百物語怪談会』
     ちくま文庫 2009年3刷 J)

2月9日に続く~


 写真は高円寺近くで。子どものとき、何か理由があったのか、それは
覚えていないが、こんな風に、ひたむきに呆然と立ち尽くす、この突っ
立ち方の記憶はある。Sもあるようで、ふたりで彼女を見た瞬間、Sは
シャッターを切った。追い抜きざま、少女の顔を覗き見ることは避けた。
記憶を喚起するイメージの後ろ姿、のままでいてもらいたいから。





..... Ads by Excite ........
[PR]

by byogakudo | 2016-02-04 20:20 | 読書ノート | Comments(0)


<< 鈴木創士氏のコラム「第71回 ...      小林信彦『<超>読... >>